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11科学 【世界初】どうやって地球の大きさを測った!?

一言まとめ

エラトステネス(紀元前275年~紀元前194年)は地球の大きさを初めて測定した人物として知られる

Eratosthenes (275 BC - 194 BC) is known as the person who measured the size of the earth for the first time
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詳細

<経歴>
キュレネ(北アフリカ)出身
アテネで修学
エジプトのプトレマイオスIII世に招かれてアレキサンドリアの図書館長に就任

<測定方法>
エジプトのシエネという町に井戸があった
毎年、1年で日が最も長い日の正午になると、太陽の光が井戸の底まで届くのだという
つまり、井戸の真上に太陽が来るということだ

その時、シエネの北にあるアレクサンドリアという町では、太陽光は斜めにさす
アレクサンドリアで測定用の棒を使い、棒の影の角度を測る
影の角度が、2つの街を地球の中心と結んだ時にできる角度と等しくなった!
そこで、測った角度を円の中心角である360度で割って、2つの街の距離が地球全周の何分の1になるかを計算した
→答えは50分の1だった
それはつまり、シエネとアレクサンドリアのあいだを50回歩けば、地球を1周したことになるわけだ
そして、2つの町の距離を測って計算すれば完了だ!
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<あだ名はベータ>
エラトステネスは当時の学者の間では二流と呼ばれていた…
というのも、エラトステネスは興味の範囲が広く何にでも手を出す素人と見られていたからだ
1番はアルファ、2番めがベータ
→あだ名が”ベータ”だ

豆知識

エラトステネスにちなんで名づけられた”エラトステネス”というクレーター小惑星がある

感想

エラトステネスは当時は素人として見られていたかもしれない
しかし、歴史に名を残している
興味があって何にでも手を出す
やってみることはいいことだ
それが未知の世界を科学的に明らかにしたことにつながったのではないか
ただ、興味がある対象をやってみる前に考えるべきこともあると思う

①本当に必要?
→本当にやりたいことなのか、他にやりたいことはないか確認

②目標を決めること
→定量的に設定できるとなお良い

③期限を決めること
→定めた目標はいつまでにやるのか

ナポレオン・ヒルより

目標も計画もなしに成功はありえない

いろいろなことに手を出しすぎて、目の前の大切なことを見失ったしまうこともある
やるからにはやりきる覚悟

チャレンジ精神とそれを支える計画という両軸が必要だ
といっても、とりあえず計画なしにやってみるのもありだと思う
やらないとわからないものもたくさんあるからだ

いろいろな視点を持ち
未知の世界に飛び込み、開拓していこう!

ここまで読んでいただきありがとうございます(^^)